2026年05月31日
大切な人
透き通るような若葉の色が、いつのまにか濃い緑へと変わっていく5月の終わり。
5月は母の日はもちろんのこと、季節の節目やイベントを通じて、
たくさんの感謝の想いに触れる機会が多く、心温まるひとときを過ごさせていただきました。
花を贈るという心の手紙。
大切な場面において、花は心を癒す重要な役割を果たしています。
先日、近しい人のお悔やみのお花を束ねました。
「優しい洋花でホワイトをベースに、淡いピンク、イエロー、オレンジ系のお花を使ってほしい。」
色合いのご希望から伝わる想いを汲み取り、
抱える悲しみを少しでも和らげられるよう、
束ねるお花の一つ一つの意味を考えながら
明るさとやわらかさで包まれてほしいと、願いをこめてお作りいたしました。
当日、ご本人に手渡しすることができましたが、
涙をこらえる姿を見た瞬間、
込み上げる思いと涙が止まりませんでした。
何も気の利いた言葉は出ず、手に抱えていた大事なお花をお渡ししました。
「ありがとう。お花を選んでもらえて、良かった。」
渡した後に涙を流しながら、言っていただいた言葉が今でも心に残っています。
思いを言葉にはできませんでしたが、
お花を贈ることで「大切に思っている」気持ちは、伝わったような気がしました。
大切な人へ
花々が心にそっと寄り添い、大切な方を想う時間が
優しく、少しでも穏やかなものになりますように。

Dolce vita 遠藤
