2019年09月07日
虫の声
季節は秋に移り行き、道端にも秋明菊やコスモスが咲く姿が見られます。
秋風に揺れるその姿は美しく、見とれてしまいます。
その姿を見ると四季のある日本に生まれて良かったと思うものです。
暖色の花達と虫の声が耳にとまるこの季節、文化の秋と言われますがフラワー装飾にも適する季節だと思います。
最近考えるのは花それぞれを活かすフラワー装飾を出来ているのかということです。
特に基礎となるラウンドスタイルのブーケやアレンジメントは、花達の個性をそれぞれ活かすことが難しいと思います。
自分の尊敬するフローリストに谷口敦史さんという方がいます。
彼のブーケを見ると美しさは勿論、花達がいきいきとしています。
それは、彼が築き上げた理論がそのブーケに詰まっているのかもしれません。
ドルチェ・ヴィータにしか出来ない何か。
それを皆で作り上げたい。
日々精進ですね。
宿澤